ロジつくる。復刻版 #04|化粧品OEM「価格決定のポイント」― 中身について ―
化粧品の商品開発ブログ
2026.10.12

化粧品OEM「価格決定のポイント」復刻版 #04
株式会社ロジックがお届けする「ロジつくる。」最初の6回は、以前の公式ホームページで掲載していた「化粧品OEM 価格決定のポイント」を、復刻版としてお届けしています。
#01「容器」、#02「化粧箱」、#03「シール」と、これまでは主に化粧品を形づくる容器・資材についてご紹介してきました。
そして#04のテーマは、いよいよ化粧品の**「中身」**です。
「こんな使用感にしたい」
「この成分を配合したい」
「参考にしている商品に近づけたい」
「今までにない処方をつくりたい」
化粧品OEMでは、さまざまなご要望をいただきます。
しかし、同じように見える化粧品でも、どのような方法で処方を組み立てるかによって、
開発期間や価格、商品化までの進め方も変わってきます。
今回も、現在OEMを担当している川瀬の視点からご紹介します。

「中身をつくる」といっても、方法はひとつではありません
オリジナル化粧品だから、「すべてゼロから処方をつくらなければならない」
とは限りません。
OEMメーカーが保有している既存処方をベースにアレンジする方法もあれば、
希望する使用感や配合成分などに合わせて、新しい処方を開発していく方法もあります。
どちらが良い・悪いということではありません。
つくりたい商品、開発期間、数量、予算などに合わせて適切な方法を考える。
これが商品開発のスタートになります。
ロジつくる。POINT ① OEM担当 川瀬の見極めポイント|既存処方ベース?新規処方?
旧記事では、既存処方をベースに少しアレンジする方法は、商品化までのリードタイムを短くしやすいという考え方をご紹介していました。
すでにメーカー側で製造実績のある処方をベースにすれば、ゼロから処方を組み立てる場合とは開発の進め方が異なります。
一方で、
「この使用感を実現したい」
「この原料を使いたい」
「既存処方では実現できない商品をつくりたい」
という場合には、新規処方の開発を検討することになります。
当然、試作や確認を重ねる必要がありますので、開発に必要な期間やコストも考えておく必要があります。
“オリジナル化粧品=必ずゼロから処方開発”ではありません。
どこまでオリジナル性を求めるのかも、最初に相談したいポイントです。

ロジつくる。POINT ② OEM担当 川瀬の見極めポイント|商品化には「確認」が必要
化粧品メーカーは、処方をつくって中身を充填すれば終わり、というわけではありません。旧記事では、
メーカー側には製品に対する責任があり、製造前には実際に使用する容器などで確認を行うことも説明していました。
新しい処方であれば、試作したものが期待する使用感になっているかだけではなく、
商品として製造・販売していくためのさまざまな確認が必要になります。
そのため、
・新規処方
・短い開発期間
・小ロット
など、複数の条件を同時に希望される場合には、商品化の難易度も変わります。
「いつ発売したいのか」
「何本くらいつくりたいのか」
「どこまで新しい処方にしたいのか」
こうした条件を早い段階でOEMメーカーと共有することが大切です。

ロジつくる。POINT ③ OEM担当 川瀬の見極めポイント|新しく使う原料
「この美容成分を入れたい」「地域の素材を化粧品に使いたい」
「自社で扱っている原料を配合したい」
OEMの商品開発では、このようなご相談もあります。
ここで確認したいのが、その原料をOEMメーカーがすでに取り扱っているかどうかです。
新しく仕入れる原料の場合には、原料そのものの価格だけではなく、
仕入れ条件や最低発注量なども商品価格に関係してきます。
例えば、1回の製造で使用する量はわずかでも、
原料メーカーから購入する際には一定量以上の仕入れが必要になる場合があります。
すると、
「商品1個に何g入っているか」だけでは判断できないコスト
が発生することがあります。
原料を指定したい場合は、商品企画の早い段階でOEMメーカーに相談しておくことがポイントです。

ロジつくる。POINT ④ OEM担当 川瀬の見極めポイント|OEM会社の「得意分野」
化粧品OEMメーカーにも、それぞれ特徴があります。長年製造してきた剤型や商品カテゴリー、保有している設備、取り扱ってきた原料などによって、得意とする商品は異なります。
旧記事でも、
希望する商品のイメージだけでなく、そのOEM会社の得意分野やリスクも考えることで価格交渉を進めやすくなるという考え方をご紹介していました。
これは単純に、
「一番安いOEM会社を探す」
ということとは少し違います。
自分たちがつくりたい商品と、そのメーカーが得意としている商品が合っていれば、処方開発や製造についても相談しやすくなります。
「何をつくりたいか」と同じくらい、「どこでつくるか」も商品開発のポイント。
OEM会社を選ぶ際には、価格だけでなく、どのような商品づくりを得意としているのかも確認してみてください。

「中身」の価格は、原料代だけでは決まりません
化粧品の中身について考えると、「高価な美容成分を使うと高くなる」
というイメージを持たれるかもしれません。
もちろん、使用する原料や配合内容も価格に関係します。
しかし実際の商品づくりでは、
・既存処方か新規処方か
・開発にどの程度の確認が必要か
・新規仕入れ原料があるか
・製造数量はどのくらいか
・そのOEM会社が得意とする処方か
など、さまざまな条件が関係します。
だからこそ、
「この成分を入れたらいくら?」だけではなく、「どんな商品をつくりたいのか」から一緒に考える。
これが化粧品OEMの中身づくりでは大切です。
化粧品OEMをご検討中の方へ
株式会社ロジックでは、「まだ商品イメージしか決まっていない」
「参考商品はあるけれど、処方のことは分からない」
「この原料を使った化粧品をつくれる?」
「既存処方と新規処方、どちらが自分たちに合っている?」
といった企画段階からご相談いただけます。
最初からすべてを決めていただく必要はありません。
つくりたい商品、数量、予算、発売時期などを伺いながら、一緒に商品づくりを考えていきます。
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次回「ロジつくる。復刻版 #05」は、
化粧品OEM「価格決定のポイント」― LOTについて ― をご紹介します。

